【倫理】トロッコ問題に対する批判【哲学】
目次
トロッコ問題聞いたことありますか?
フィリッパ・フット(1920-2010)
徳倫理学
善とは、人間が自然本性にかなった生き方をすることだ
―善悪の問いにこう答える功利主義や主観主義、反自然主義に代わり、
現代倫理学の一大潮流となりつつある。
トロッコ問題
電車がコントロールを失い、暴走
レールの先には5名・右側には1名いる。
あなたは路線を切り替えるスイッチを持っている。
スイッチを切り替えるか?
サンデル教授の白熱教室などで話題
トロッコ問題への批判
・自分に人を殺す権利が委ねられているという暗黙の前提。
⇒自分が轢かれる側を想定していない。
・ハーバードのようにエリート層が人をコントロールするという暗黙の前提。
・そもそもそのような状態に陥っていることが間違いである。
その前に手を打つべきだった。
・レバーを引き、5人を助けたと言うのは言い訳にすぎない。
トロッコ問題を小学校で扱って炎上
山口県の小学校で、「多数の犠牲を防ぐためには1人が死んでもいいのか」を問う思考実験「トロッコ問題」を資料にした授業を実施
児童の保護者から「授業に不安を感じている」との指摘を受けて、両校の校長が授業内容を確認していなかったとして、児童・生徒の保護者に文書で謝罪。